変化球の打ち方

変化球を上手く打つことが出来ていますか?

 

ピッチャーが投げてくるボールには、速球の他に色々な変化球がありますね。上へ浮き上がるライズボール、左右に変化するカーブ、下へ沈むドロップ、バッターのタイミングを外すチェンジアップなど変化球を使いバッターを打ちとろうとしてきます。

 

変化球を打つ基本は、十分に自分の方へ引きつけることが大切です。そうすることで、ストライクとボールの見極めもしっかりでき、変化後のボールを捉えることが出来るようになります。

 

 

●カーブ
左右に曲がるカーブは、ボールにバットが当たるポイントを少し遅らせて引きつけて打つようにします。また、無理に引っ張ろうとせず、右バッターなら外角へ逃げるように変化するカーブはライト方向に流し打ちをするようにしましょう。

 

ボールがバットに当たる瞬間まで目を離さないようにしっかりボールを見るようにして下さい。

 

 

●ドロップ
下へ沈むドロップは、バッターの膝あたりから下へ沈むように投げるピッチャーが多く、内野ゴロを打たせたり、長打を打たれたくない時に多く投げられるので、見逃せばボールになることも多いのですが、見極めは難しく苦手な選手が多いです。

 

打ち方のポイントとしては、そのままセンター方向に手を伸ばして押し出すように打ち返すようにします。手首を返すと引っ掛けてしまうか空振りになり、ピッチャーの思うツボです。また、バットを構える高さ(グリップ位置)を耳から肩の間で構えることでレベルスイングが可能になります。

 

低めの球が予想できそうなら、あらかじめグリップの位置を低めにするのも良いです。低めのボールや沈むドロップはアップスイングで対応するのも良いですね。バットのヘッドはやや下げ気味して、フォロースルーは大きめにとって、両腕が伸びる直前にボールを捉えるようにして、そのまま45度の角度でバットを振り上げるようにスイングします。

 

 

●ライズボール
ライズボールは、ストライクから高めに浮きあがるように投げられることが多いボールです。その為、高めの速球と思いきゃボールが浮き上がって思うようにスイングが出来ないことも多いです。

 

また、バッタボックスでは一見速いボールのように見えますが、実は速球より遅いボールなので、見た目のスピードに惑わされて、打つタイミングが狂わせられないようにすることが大切です。

 

そして、投手にとって一番嫌なバッターは、高めのライズボールに手を出さない打者です。

 

 

ライズボールは、ストライクからボールに外して投げる場合が多いので、見逃せばボールです。したがって、これを見極められるとピッチャーは苦しくなります。

 

その為には、低く構えて高めのストライク上限に目線を置き、ボールを良く見て引きつけて、それより上には手を出さないようにしましょう。

 

そして、ライズボールの打ち方は、ダウンスイングでボールを押さえ込むようにすると良いです。グリップは耳の位置、ヘッドは平行にする事でグリップより高い位置でスイングする事ができます。

 

 

バットは高い位置で寝かせて構え、ボールを十分に引きつけて下半身を安定させて打ちます。スイングは、脇を締めてをコンパクトに。そして、フォローするは小さくまとめるようにしましょう。

 

なお、現在ではトップの位置からバットを下げずに、そのままバットをボールに押し付けるように打つと良いと言われていますので、ランナーの有無などその時々の状況によって使いわけるようにすると良いと思います。

 

例えば、長打を狙う時には、ややボールの中心より下を叩けば飛距離が出やすくなりますし、その反面、ボールの下を叩きすぎると凡フライになることが多いので気をつけて下さい。

 

 

●チェンジアップ
速球とのスピードの差を利用して、バッターのタイミングをずらす変化球がチェンジアップ。チェンジアップはタイミングが崩れてもトップを保てるかで決まります。

 

ポイントとしては、踏み出した足の親指に力を入れて重心をささえ、身体が前の方へ傾くのを防ぎためを作って、バランスをとりながらボールを引きつけて打ちます。

 

変化球は、ストライク、ボールの見極めははもちろん、タイミングの取り方、スイングも違います。その変化球に応じたバッテイングが出来るように練習をして、自分なりの打つコツを掴みましょう。

 

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