長打狙いのバッテイング
ソフトボールでもピッチャーにとって最も怖いバッターは、ホームランなどが打てる長打力のある打者です。
一発長打が打てるようなボールを飛ばせる力強いバッティングをするには、バットスイングの速さや下半身の強さなども必要になってきます。
そして、長打狙いのバッティングのコツとしては、スイングで反動をつけるために腕を後ろに引く動作であるテークバックの力をボールに十分にぶつけることが大切です。
通常は、ピッチャーが投球モーションに入ったら、後ろ足に6、前足に4となるようにやや重心を後ろにかけるようにして、ピッチャーがボールを投げたら、重心を後ろ足から、前足に移動しながらステップしスイングします。
ですが、長打を狙うなら、テークバックで後ろ足の軸足にかかる体重を8にして、前足に2ぐらいの重心バランスにすると良いです。
ボールをバットに当てた瞬間の状態で、手首や肘を伸ばしたまま遠心力を利用して、バットを前に投げ出すように大きくフォロースルすると、ヘッドがうまく返りボールが遠くに飛びます。
ただ、気をつけないといけないのは、スイング中に膝と足のつま先がピッチャー方向に向いて開いてしまうと、下半身と上半身がばらばらになって上体だけのスイングになり、せっかく溜めた力が逃げてしまい、バットを振るスピードが鈍くなります。
また、腕、背筋の力だけで、重たい投球を弾き返すことは無理があります。バッティングは全身の力とそれ以上に正しいフォームとスイングで強化されるので、身体の大きさは、決定的な条件ではありません。
正しいスイングを身に付ければ力負けせずに、長打を打つことも出来るでしょう。