打率を上げるには?
ソフトボールでバッターが打席に入るときには、何も考えずに打席に入ってバットを振ってもいい打率を上げることはできません。
まずは塁に出ることを考えますが、状況によっては走者を進塁させるバッティングが必要になります。
そこで必要になるのがコースを絞ること。2ストライクまでは自分の得意なコースや球種に絞って待つといいですが、そのコースに投げてきた球種は全て打ちたいところ。
何故なら、レベルが上がってくると甘いボールは2球も続けてこないことがほとんどだからです。その為、甘いコースは体が勝手に反応するくらいの技術と集中力をつけていく必要があります。
そして、2ストライクまで追い込まれたら、急に慌てたりしないことが大切です。プレッシャを感じてしまうようでは、相手バッテリーにそこを付け込まれてしまいます。
まずは冷静になつて、追い込まれた経過を頭の中で整理して、次にバッテリーはどうやって打ち取ろうとしてくるのかを考え、予測してみるといいかと思います。
仮にカウントがツーストライクノーボールなら、8割以上はアウトコースのボール球、もしくはインコースの高めのボール球です。大事なのは、2ストライクと追い込まれたからといって、どのようなコースでも打ってやろうという単純な考えでは、相手バッテリーの思うつぼです。
相手ピッチャーの配球や、自分との力関係などを冷静に考え、狙い球を絞りながら、厳しいコースはファールにしてもいいという意識で臨むことです。
それには、しっかり振っていけるコースと、ファールにしても良いコースをあらかじめ決めておくと良いです。そうすれば、ボール球を打たされることが格段に減ってきます。
したがって、厳しいコースはファールに出来るバッティング技術があると、良い打率が残せます。ちなみに、どこにどんな打球を打つのかイメージしてバッターボックスに入ると、どのコースや球種を打てばいいのか?具体的にわかってきます。
そうすることで、自分のバッティングのフォームを崩さないようにできたり、ボール球に手を出さないことにつながるはずです。